氏家うどんとは
ABOUT氏家うどんとは
2016年全国初!地域団体商標登録
さくら市氏家地区は小麦の生産量が多く、地場産の小麦粉を使ったうどんを特産として売り出し、地域の活性化ができないかと、氏家商工会が中心となって普及活動を続けてきた。2016年1月に「地域の名称」と「商品名」の組み合わせからなる「地域ブランド」として全国で初めて商標登録され、翌年にはさくら市がさくら市の美味しいものや、特産物をもっと知ってもらいたいという思いから誕生した「さくらブランド」の第1号に認証された。
氏家うどんの定義は、その麵にさくら市氏家地区産の小麦粉を50%以上使用することで、食べ方の決まりは特になく、取り扱いを許可された飲食店がそれぞれに粉から手打ちしたり、つけ汁を工夫したりと、その腕とその味を競っている。
地粉の生産者
あの日本酒「獺祭」や「仙禽」の酒米も生産
現在、氏家うどんの原材料となる小麦粉「イワイノダイチ」は氏家地区で24人の農家さんが約150ヘクタールで生産している。先日JAしおのや氏家地区麦大豆部会長(農業生産法人匠屋株式会社代表取締役)の土屋恭則さんにお話を伺ってきました。
「ここは農業に向いている土地で、一生懸命作れば本当にいい物が育つんだよ」
イワイノダイチの生産者の一人、土屋さんの第一声はそこから始まりました。
11月に種を蒔き、冬を越し春を迎えて実が付き収穫の6月を迎える。
気候や水はけのよい土、水などイワイノダイチを育てるのに適したこの土地で、丁寧に育てられている。この豊かな土地の特徴を最大限に活かせる農業を続けている土屋さんたちは小麦や米の他に、大麦のもち絹香や、さつま芋の生産、そしてあの世界的にも有名な日本酒獺祭(山口県)や、さくら市が誇る仙禽のための山田錦などの酒米作りにも力を入れている。
「氏家産の小麦(イワイノダイチ)については、まだPRが出来ていないだけ、伝われば必ず評価される」と自信を持って話してくれた。
生麵の製麺所
全粒粉で田舎風の素朴さを、作りたてを、
ももじろうの氏家うどんの製麺は、氏家うどんを知りつくした、フニュウフーズ(さくら市氏家)さんにお願いしています。氏家うどんの特徴の一つは、製粉にこだわった、ふすまや麦芽を取らず粉砕する「全粒粉」を使用していることです。全粒粉は胚乳だけを引いた小麦粉とは異なり、灰分が高く、風味を損なわず、豊富なビタミン類や繊維質、カルシウム、鉄分などのミネラルが残るので、栄養価に優れています。最近うどんを白くする傾向がある中で、地粉で打った氏家うどんは本来の小麦の持つ独特の色合いと香りを食べれば食べるほどに感じる素朴さが特徴です。この生麺をフニュウフーズさんでは、お客様にできるだけ出来立てをお届けしようと早朝から必要な量だけ生産し、その日の内に取扱店に配達しています。ももじろうでは、氏家うどんの特徴が際立つ中太のサイズで製麺をお願いしています。
ももじろうの氏家うどん
氏家うどんの旨いつけ汁を求めて
ももじろうの氏家うどん(蔵次郎+百次郎)を運営するモーブ企画の創業の地は栃木県さくら市で、2016年の氏家うどんの本格的な旗揚げから、氏家うどんの普及に参加協力してきました。さくら市氏家駅前の店舗においては、オリジナルの麵汁を開発、食べ方の工夫を提案し、お店の看板メニューとして、地域のお祭りやイベントの屋台などで提供してきました。 現在は、ここ氏家の店舗(蔵次郎+百次郎)から、氏家うどんをもっと全国へ熱烈に発信したいと奮闘しています。 これまでの経験で、私たちの氏家うどんの美味しい食べ方の答えは、「つけ汁」のスタイルです。特徴である、麺の色や香り、そして噛み応えを楽しんでいただくには、「中太の麺を10分程度茹で水でしめ、温かなつけ汁で食べる」それが一番と思っています。
ももじろうの氏家うどん、ぜひご賞味くださいませ。